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お知らせ

北邦野草園長が発見した植物が新種として発表されました。

当協会、北邦野草園長の堀江が発見した植物が新種として発表されました。論文の概要と発見、発表の経過を市民の皆様にお知らせいたします。

■新種「カムイトウヒレン」について

私(堀江)が2013年8月に旭川市の蛇紋岩地で発見したキク科トウヒレン属の植物を、門田裕一博士が新種として論文を記載発表した。

  • 和 名:カムイトウヒレン
  • 学 名:Saussurea kenji-horieana Kadota
  • 発表者:門田 裕一 国立科学博物館 名誉研究員
  • 発見者:堀江 健二 旭川市北邦野草園 園長
  • 記載論文:専門誌「植物研究雑誌」第90巻第3号(2015年)
  • 基準標本:国立科学博物館 植物標本庫に収蔵(TNS 01189849)
  • 基準標本産地:旭川市、幌内山地、神居山
  • 特徴:
     茎は高さ110~130㎝で直立し、紫色を帯び、5㎜以上の翼があり、2つの節間の茎の葉柄は外開きになっている。葉は長さ14~23㎝、幅6~12㎝で縁は全縁、葉歯は尖る。葉柄は2-5㎝の長さで、翼があり、葉の基部は半ば茎を抱き、下方に伸びる。花期は7~8月で、花冠は薄紫を帯びたスミレ色で、頭花は5-9個ごとに複数の散房花序からなる。総苞片は7列で、密着している。染色体数は2n=26
     蛇紋岩地にのみ分布生育する、蛇紋岩植物で近縁種のフォーリーアザミが、比較的新しい時代に蛇紋岩地で遺存、分化した植物であると考えられる。
     尚、学名 Saussurea kenji-horieana Kadota は、堀江健二への献名である

■新種発表までの経過

  • 2013年 8月 堀江園長が幌内山地の深山で、学生時代の山岳部の仲間と沢登り中に発見
  • 2013年10月 門田裕一博士に標本を送付し、同定を依頼
  • 2014年 8月 門田裕一博士と現地で調査研究
  • 2015年 6月 門田裕一博士が新種カムイトウヒレンの論文を記載発表

カムイトウヒレン
■新種発表された「カムイトウヒレン」
  • カテゴリ:北邦野草園/嵐山公園センター
  • 投稿日:2015年12月 7日 10:30